安倍文殊院
奈良
鎮護の道
鎮護の道
奈良21
安倍文殊院は創建が大化元年(六四五)に遡り、日本で最古級に属する寺院で華厳宗東大寺の別格本山。孝徳天皇の勅願により当時の有力豪族、安倍氏の氏寺として建立(こんりゅう)された。当時は法隆寺式の大伽藍だったことが確認されている。
正式名称は安倍山文殊院。大化の改新で左大臣となった安倍倉梯麻呂(くらはしまろ)の建立で、境内にはその墓と伝えられる文殊院西古墳(国指定特別史跡)が残る。また、安倍氏の一族で陰陽師として知られる安倍晴明が天体観測を学んだと伝えられている展望台、晴明や遣唐使になった安倍仲麻呂を祀った御堂もある。
本尊の文殊菩薩は鎌倉時代の仏師、快慶によって建仁三年(一二〇三)に造立された。
概要
名前 | 安倍文殊院(あべもんじゅいん) |
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宗 派 | 華厳宗(けごんしゅう) |
本 尊 | 文殊菩薩(もんじゅぼさつ) |
所在地 | 桜井市阿部645 |
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巡拝 | 奈良 鎮護の道 奈良21 |
アクセス
安倍文殊院 桜井市阿部645