毘沙門堂(びしゃもんどう)

京都
楽土の道
京都47
毘沙門堂-仁王門
仁王門

本尊に京の七福神のひとつ、毘沙門天を祀ることからこの名がついた。天台宗五箇室門跡(ごかひつもんぜき)のひとつで高い寺格と鄙(ひな)びた山寺の風情を残す古刹だ。創建は大宝三年(七〇三)。文武天皇の勅願で行基により開かれた。当初は現在の上京区、御所の北方の出雲路にあったことから護法山出雲寺という山号・寺号だった。
その後はたび重なる戦乱で苦難の道をたどり、寛文五年(一六六五)には山科安朱(あんしゅ)の地に再建する。後西(ごさい)天皇の皇子、公弁法親王(こうべんほっしんのう)が入寺して門跡寺院となった。天台宗の宗祖で比叡山の開山、伝教大師最澄が唐より将来した「鎮将夜叉法(ちんじょうやしゃほう)」という行法は天台五箇大法のひとつとして、この毘沙門堂にだけ伝わる秘法である。

毘沙門堂-唐門と本堂
唐門と本堂

概要

名前

毘沙門堂(びしゃもんどう)

宗 派

天台宗

本 尊

毘沙門天(びしゃもんてん)

所在地

京都市山科区安朱稲荷山町18

電 話

075-581-0328

URL

https://www.bishamon.or.jp/

巡拝

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アクセス

毘沙門堂 京都市山科区安朱稲荷山町18