長命寺(ちょうめいじ)

滋賀
欣求の道
滋賀11
長命寺-本堂
本堂

湖畔に聳(そび)える奥島(おくしま)山系は、かつては琵琶湖最大の島である奥津島(おくつしま)だった。八百八段の石段を登れば、眼下に広大な琵琶湖と遠く比叡山までの絶景が広がる。
景行天皇の時代、武内宿禰(たけのうちすくね)が奥津島の山中で、柳の巨木に「寿命長遠諸願成就(じゅみょうちょうおんしょがんじょうじゅ)」と刻んで祈願し、三百年の長寿を得たと伝わる。後年、聖徳太子が宿禰の霊跡を見つけ、観音像を刻んで伽藍を建立し、「長命寺(ちょうめいじ)」と名付けたという。
中世以降は延暦寺西塔の別院となり、近江国守護・佐々木氏の庇護を受けて隆盛を迎え、観音霊場札所として広く信仰を集めた。

長命寺-境内の伽藍
境内の伽藍

概要

名前

長命寺(ちょうめいじ)

宗 派

天台宗系(単立)

本 尊

千手十一面聖観世音菩薩(せんじゅじゅういちめんしょうかんぜおんぼさつ)

所在地

近江八幡市長命寺町157

電 話

0748-33-0031

巡拝

滋賀 欣求の道 滋賀11

アクセス

長命寺 近江八幡市長命寺町157