大安寺(だいあんじ)

奈良
鎮護の道
奈良4
大安寺-本堂
本堂

大安寺は日本最古級の寺院のひとつで、「大安寺伽藍縁起幷流記資財帳(だいあんじがらんえんぎならびにるきしざいちょう)」(七四七年)によると創建は、聖徳太子が「天下太平・万民安楽」の祈りの道場として推古天皇二十五年(六一七)、平群額田部(へぐりぬかたべ)に建立した熊凝精舎(くまごりのしょうじゃ)に遡る。太子は薨去(こうきょ)の際、精舎を舒明天皇に託した。
舒明天皇は遺願により舒明天皇十一年(六三九)に百済大寺(くだらのおおでら)を建立、わが国最初の官寺となる。やがて飛鳥の地に移して高市大寺(たけちのおおてら)、次いで大官大寺(だいかんだいじ)となり、飛鳥時代の中心寺院として繁栄。和銅三年(七一〇)の平城遷都で今日の地に移され、大安寺となった。唐より帰朝した道慈(どうじ)によって唐の西明寺を模した大伽藍が造営され、東大寺、西大寺に対し南大寺とも呼ばれた。

大安寺-山門
山門

概要

名前

大安寺(だいあんじ)

宗 派

高野山真言宗(こうやさんしんごんしゅう)

本 尊

十一面観音(じゅういちめんかんのん)

所在地

奈良市大安寺2-18-1

電 話

0742-61-6312

URL

https://www.daianji.or.jp/

巡拝

奈良 鎮護の道 奈良4

アクセス

大安寺 奈良市大安寺2-18-1