藤白神社
和歌山
清浄の道
清浄の道
和歌山7
海南市街を眼下に眺め、遠く和歌の浦を見晴るかす。太古さながらの楠の大樹に擁(いだ)かれた藤白神社の由緒は古く、景行天皇五年の鎮座に始まり、斉明天皇が牟婁(むろ)の湯(白浜湯崎温泉)行幸時に、神祠(しんし)を創建されたと伝わる。
熊野参詣道・紀伊路「藤白坂」の麓に位置する「藤代王子」跡であり、平安末期に熊野から移り住んだ藤代鈴木氏が、全国津々浦々に熊野信仰を流布する拠点とした。
「藤代王子」は熊野九十九(くじゅうく)王子の中でも別格とされた五体王子のひとつとして栄えた。その様子は、承安四年(一一七四)の藤原経房(つねふさ)『吉記』や建仁元年(一二〇一)の藤原定家(さだいえ)『熊野御幸記』など、上皇・法皇の熊野御幸が盛んであったころの参詣記に多く記されている。
概要
名前 | 藤白神社(ふじしろじんじゃ) |
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主祭神 | 熊野坐大神(くまのにますおおかみ) |
所在地 | 海南市藤白466 |
電 話 | |
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巡拝 | 和歌山 清浄の道 和歌山7 |
アクセス
藤白神社 海南市藤白466