葛井寺(ふじいでら)

大阪
豊楽の道
大阪18
葛井寺-境内
境内

 もとは渡来系氏族の葛井連(ふじいのむらじ)が七世紀初めに創建し、神亀二年(七二五)に聖武天皇の勅願で本尊の千手観音像が造られた。境内出土の瓦や礎石の調査によると、金堂、講堂、東西両塔を備えた薬師寺式の大規模な伽藍だったらしい。  国宝の本尊は、千手観音では日本初の脱活乾漆造(だっかつかんしつづくり)である。脱活は内部の空洞を意味し、粘土の造形に漆を塗り、漆が乾いた後に粘土は取り除き、空洞部分を木組みで補強したもの。頭上に十一面をいだき、胸前の合掌手のほか合わせて千四十一本の手を持ち、写実的で優美な天平彫刻の完成様式を示している。ご開帳は毎月十八日。

葛井寺-南大門
南大門

概要

名前

葛井寺(ふじいでら)

宗 派

真言宗御室派(おむろは)

本 尊

千手千眼観世音菩薩(せんじゅせんげんかんぜおんぼさつ)

所在地

藤井寺市藤井寺1-16-21

電 話

072-938-0005

URL

https://www.fujiidera-temple.or.jp/

巡拝

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アクセス

葛井寺 藤井寺市藤井寺1-16-21