行願寺
京都
楽土の道
楽土の道
京都34
「革堂(こうどう)さん」の愛称で知られている。創建当初は一条通りにあり、「一条北辺堂」と称した。戦乱や火災で幾たびも焼け、場所を変え、文化十二年(一八二九)、寺町通りに面した現在地に再建された。
開祖は豊後国出身の行円上人(ぎょうえんしょうにん)。元は狩人で、ある日、山中で身ごもった雌鹿を射止めたが、その鹿が死の間際に子鹿を生んだ。それを見た上人が「いのち」の深さに気づいたという。上人はこれを懺悔し、発心して諸国の霊山で修行した。その母鹿の革を衣として離さず身に着けていたことから「革上人(かわしょうにん)」や「革聖(かわひじり)」などと呼ばれた。革堂の名の由来である。
行願寺の名は寛弘元年(一〇〇四)、行円上人の御願により一条北辺堂を復興した寺、ということから名づけられた。山号の「霊麀山(れいゆうざん)」も麀は雌鹿を指している。発心の思いを残した命名だろうと考えられている。
概要
名前 | 行願寺(ぎょうがんじ) |
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宗 派 | 天台宗 |
本 尊 | 十一面千手観音菩薩(じゅういちめんせんじゅかんのんぼさつ) |
所在地 | 京都市中京区寺町通竹屋町上ル行願寺門前町 |
電 話 | |
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巡拝 | 京都 楽土の道 京都34 |
アクセス
行願寺 京都市中京区寺町通竹屋町上ル行願寺門前町