長谷寺
奈良
鎮護の道
鎮護の道
奈良22
山号を豊山(ぶざん)、院号を神楽院(かぐらいん)、正式には豊山神楽院長谷寺という。「隠国(こもりく)の泊瀬(はつせ)」と万葉集にうたわれたこの地は豊初瀬(とよはつせ)、初瀬小国(はつせおぐに)など美しい名で呼ばれていた。
朱鳥(あかみとり)元年(六八六)、弘福寺の道明(どうみょう)上人は天武天皇のため銅板法華説相図(千仏多宝仏塔、国宝)を、現在、五重塔のある「西の岡」と呼ばれるあたりに安置した。神亀四年(七二七)には徳道上人が聖武天皇の勅を奉じて、衆生のため今の本堂が立つ「東の岡」に、近江高島から流れ出た霊木を用いて十一面観世音菩薩像を造られた。
徳道上人は観音信仰に篤く、西国三十三所観音巡拝の開祖となった大徳であり、それゆえに長谷寺は観音信仰の根本霊場とされてきた。
概要
名前 | 長谷寺(はせでら) |
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宗 派 | 真言宗豊山派(しんごんしゅうぶざんは) |
本 尊 | 十一面観世音菩薩(かんぜおんぼさつ) |
所在地 | 桜井市初瀬731-1 |
電 話 | |
URL | |
巡拝 | 奈良 鎮護の道 奈良22 |
アクセス
長谷寺 桜井市初瀬731-1