慈尊院(じそんいん)

和歌山
清浄の道
和歌山10
慈尊院-正門から見る多宝塔
正門から見る多宝塔

弘仁七年(八一六)、弘法大師が高野参詣の要所に当るこの地に、表玄関として伽藍を創建されたのが慈尊院のはじまり。高野山一山の庶務を司る政所(まんどころ)を置き、高野参詣者の宿泊および、冬期の避寒修行の場とした。
大師の母公は「わが子の開いた山を一目みたい」との一念で、高齢にもかかわらず讃岐国(香川県)から高野山に参られたが、当時は七里四方を女人禁制としていたため入山はかなわず、大師は高野山麓のこの地に母公を迎えられた。大師は月に九度、母公に会うため通ったことから、この地は九度山と呼ばれるようになったという。

慈尊院-拝堂から望む弥勒堂
拝堂から望む弥勒堂

概要

名前

慈尊院(じそんいん)

宗 派

高野山真言宗

本 尊

弥勒菩薩(みろくぼさつ)

所在地

伊都郡九度山町慈尊院832

電 話

0736-54-2214

URL

https://jison-in.org/

巡拝

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アクセス

慈尊院 伊都郡九度山町慈尊院832