清水寺(きよみずでら)

京都
楽土の道
京都37
清水寺-本堂
本堂

東山三十六峰に連なる音羽山(おとわやま)に抱かれた古刹。宝亀九年(七七八)、奈良の子嶋寺(こじまでら)の賢心(けんしん)(のちの延鎮(えんちん))が夢告により音羽山の滝にて行者の行叡(ぎょうえい)に出会う。延鎮は行叡より観音の霊地を託され、庵を結んだ。
その後、この地に鹿狩りにきた坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が延鎮に殺生を諭されて帰依し、堂宇(どうう)を建立。その堂宇に金色十一面千手観音(本尊)と勝軍地蔵菩薩、勝敵毘沙門天を安置したのが清水寺のはじまりである。音羽の滝の清らかさに因んで清水寺と名づけられた。十一面千手観音は幅広く篤い信仰を集め、清水詣の様子は『枕草子』『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』『今昔物語集』『平家物語』など多くの文学作品にも登場する。
創建以来、幾度も火災などで焼失し、現在の建物は徳川家光の寄進により寛永一〇年(一六三三)に再建された。

清水寺-本尊御前立
本尊御前立

概要

名前

清水寺(きよみずでら)

宗 派

北法相宗(きたほっそうしゅう)

本 尊

十一面千手観音菩薩(じゅういちめんせんじゅかんのんぼさつ)

所在地

京都市東山区清水1-294

電 話

075-551-1234

URL

https://www.kiyomizudera.or.jp/

巡拝

京都 楽土の道 京都37

アクセス

清水寺(きよみずでら) 京都市東山区清水1-294