松尾寺(まつのおでら)

京都
楽土の道
京都52
松尾寺-本堂
本堂

丹後、若狭の国境に聳える青葉山(あおばさん)(標高六九三メートル)は東西二つの峰からなり、若狭方面から眺める時、二つの峰が一つに重なり裾広がりの美しい三角形を呈する。鋭い山頂から伸び出す稜線は広くなだらかな山裾に至り、足下を若狭湾の白波が洗う様は「若狭富士」の名で知られる絶景である。
二つの峰は馬の耳にたとえられ、この地を訪れた唐僧、威光上人(いこうしょうにん)は「馬耳山(ばじさん)」に似る霊山として山中に入り、松の大樹の下、観音経を読誦(どくじゅ)し、馬頭観音(ばとうかんのん)を感得。ここに草庵を結んだと伝えられる。この和銅元年(七〇八)の開創から千三百余年、青葉山は様々な霊験譚(れいげんたん)に彩られた馬頭観音の聖地として人々の祈りを受け止めて来た。

松尾寺-馬頭観音菩薩像
馬頭観音菩薩像

概要

名前

松尾寺(まつのおでら)

宗 派

真言宗

本 尊

馬頭観世音菩薩(ばとうかんぜおんぼさつ)

所在地

舞鶴市松尾532

電 話

0773-62-2900

URL

http://www.matsunoodera.com/

巡拝

京都 楽土の道 京都52

アクセス

松尾寺 舞鶴市松尾532