室生寺
奈良
鎮護の道
鎮護の道
奈良23
奈良時代末期、山部親王(やまべのしんのう)(後の桓武天皇)の病気平癒を祈願するため室生山の聖なる山中で五人の僧が祈祷(きとう)をしたところ優れた効果があり、国家のため建立したのが室生寺だ。伽藍の造営に当たったのは興福寺の修円(しゅえん)。空海や最澄に並んで平安時代初頭の仏教界を指導する高名な学僧だった。
以後、興福寺の法相宗をはじめ天台、真言、律宗などの高僧を迎え、山林で修行するかたわら各宗を勉学する道場として仏教界に大きな役割を果たしてきた。その一方で、谷を走る清流や龍が住むという山中の龍穴などから龍神信仰が生まれ、雨乞いの祈願をするため平安前期以来、たびたび朝廷から勅使が派遣され、「龍神の室生」の名は広く世に知られるようになった。
概要
名前 | 室生寺(むろうじ) |
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宗 派 | 真言宗室生寺派 |
本 尊 | 如意輪観音(にょいりんかんのん) |
所在地 | 宇陀市室生78 |
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巡拝 | 奈良 鎮護の道 奈良23 |
アクセス
室生寺 宇陀市室生78