丹生川上神社上社
奈良
鎮護の道
鎮護の道
奈良27
天武天皇の御代、白鳳四年(六七五)。「人の声の聞こえざる深山(みやま)吉野の丹生川上に我が宮柱を立てて敬ひ祀らば天下のために甘雨(かんう)を降らし霖雨(りんう)を止めむ」という神宣により社殿が建立、奉祀されたとされる。
祭神は龍神を意味する高龗神(たかおかみのかみ)。祈雨、止雨の神として奈良時代には淳仁天皇の奉幣祈雨、光仁天皇の奉幣祈晴をはじめ室町時代に至るまで数多くの奉幣祈願がなされた。朝廷の奉幣にあたり、旱魃(かんばつ)の際の祈雨には黒毛の馬を、長雨の際の止雨には白毛の馬を奉るのを例とした。
平安時代の延喜式では名神大社という特に霊験あらたかな神社として月次祭、新嘗祭に際して官幣に預かり、神階は従二位に叙せられた。
概要
名前 | 丹生川上神社上社(にうかわかみじんじゃかみしゃ) |
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主祭神 | 高龗神(たかおかみのかみ) |
所在地 | 吉野郡川上村迫869-1 |
電 話 | |
URL | |
巡拝 | 奈良 鎮護の道 奈良27 |
アクセス
丹生川上神社上社 吉野郡川上村迫869-1