帯解寺(おびとけでら)

奈良
鎮護の道
奈良5
帯解寺-本堂
本堂

日本最古の安産祈願所で、子宝を求める人たちの「帯解地蔵さん」と親しみをこめて呼ばれるのが帯解寺。東大寺を本山とする華厳宗の寺院だ。歴史を遡ると、弘法大師の師である勤操大徳(ごんそうだいとく)が八世紀後半に創建した巌淵寺(いわぶちでら)千坊のひとつ、地蔵菩薩を祀っていた霊松庵(れいしょうあん)が前身と伝えられる。
文徳天皇の皇后、藤原明子(ふじわらあきらけいこ)は子宝に恵まれなかった。そこで春日明神のお告げにより、この地蔵菩薩に祈願したところ懐妊。惟人(これひと)親王(のちの清和天皇)を無事に出産したことから、文徳天皇が天安二年(八五八)に堂宇を建立し、勅命により現在の寺名、無事に帯が解けた寺、となった。

帯解寺-山門
山門

概要

名前

帯解寺(おびとけでら)

宗 派

華厳宗(けごんしゅう)

本 尊

子安地蔵菩薩(こやすじぞうぼさつ)

所在地

奈良市今市町734

電 話

0742-61-3861

URL

https://obitokedera.or.jp/

巡拝

奈良 鎮護の道 奈良5

アクセス

帯解寺 奈良市今市町734