霊山寺
奈良
鎮護の道
鎮護の道
奈良15
遣隋使、小野妹子の息子と伝わる右大臣、小野富人(おののとびと)(通称・鼻高(びこう)仙人)がこの地に薬草風呂を始め、薬師如来を祀って諸人の病を治したのが創建の由来だ。
神亀(じんぎ)五年(七二八)、流星が宮中に落下し、孝謙皇女が病に臥した時、鼻高仙人が皇女の父、聖武天皇の夢枕に立ち、「湯屋(ゆや)の薬師をお祀りすれば十日以内に皇女の病は治る」というお告げがあった。そこで行基が代参祈願をしたところ平癒したことから、聖武天皇が天平六年(七三四)、建立を命じた。
天平八年(七三六)、インド僧の菩提僊那(ぼだいせんな)が訪れ、寺のある登美山(とみやま)の地相がインドの霊鷲山(りょうじゅせん)に似ていることから寺の名を霊山寺とするよう奏上した。境内に僊那供養塔がある。
概要
名前 | 霊山寺(りょうせんじ) |
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宗 派 | 霊山寺真言宗 |
本 尊 | 薬師如来(やくしにょらい) |
所在地 | 奈良市中町3879 |
電 話 | |
URL | |
巡拝 | 奈良 鎮護の道 奈良15 |
アクセス
霊山寺 奈良市中町3879