西教寺(さいきょうじ)

滋賀
欣求の道
滋賀16
西教寺-本堂
本堂

比叡山麓の坂本地区にある西教寺は、延暦寺三塔の横川(よかわ)への登り口に位置し、境内から琵琶湖が一望できる。聖徳太子創建との伝承があり、平安時代中期に良源(りょうげん)上人、源信(げんしん)上人が念仏道場としたと伝わる。
文明十八年(一四八六)に入寺した真盛(しんせい)上人が中興の祖となる。上人が堂塔と教法を立て直し、不断念仏の根本道場として以来、一日も絶えることなく念仏と鉦(かね)の音が響く。天台真盛宗の総本山として全国に四百余りの末寺を有する。
「身代わりの手白猿」の伝説がある。明応二年(一四九三)、徳政一揆の際に山門の僧兵が境内に攻め入ったが、手の白い一匹の猿が本堂で鉦をたたき続けていた。「日吉山王の使い(神猿)までが上人の教化を受けている」と感じ入った僧兵は、矛を収めて立ち去ったという。

西教寺-客殿
客殿

概要

名前

西教寺(さいきょうじ)

宗 派

天台真盛宗(しんせいしゅう)

本 尊

阿弥陀如来(あみだにょらい)

所在地

大津市坂本5-13-1

電 話

077-578-0013

URL

http://www.saikyoji.org/

巡拝

滋賀 欣求の道 滋賀16

アクセス

西教寺 大津市坂本5-13-1