薬師寺(やくしじ)

奈良
鎮護の道
奈良12
薬師寺-金堂
金堂

薬師寺は天武天皇が皇后の病気平癒を願い天武天皇九年(六八〇)に建立を発願。皇后は快復したが天武天皇が崩御し、皇后自らが持統天皇となり造営を引き継ぎ、文武天皇の御代に至って藤原京で完成する。その後、平城遷都に伴い養老二年(七一八)に現在の西ノ京に移った。これまで幾多の天災、人災により伽藍の大半を失ったが、昭和に始まった「お写経勧進(しゃきょうかんじん)」で伽藍を復興し、往時の姿を取り戻しつつある。
数多くの文化財を有するが、中でも昭和五十一年(一九七六)に復興された金堂には白鳳の最高傑作とされる国宝・薬師三尊像が安置されている。薬師如来像の台座も国宝に指定されており、シルクロードの各国、ギリシャの葡萄唐草文様やペルシャの蓮華文様、インドの蕃神(ばんしん)、中国の四方四神(しほうしじん)が刻まれている。

薬師寺-薬師三尊像
薬師三尊像

概要

名前

薬師寺(やくしじ)

宗 派

法相宗(ほっそうしゅう)

本 尊

薬師如来(やくしにょらい)

所在地

奈良市西ノ京町457

電 話

0742-33-6001

URL

https://yakushiji.or.jp/

巡拝

奈良 鎮護の道 奈良12

アクセス

薬師寺 奈良市西ノ京町457